子連れキャンプの持ち物リスト|キャンプ場で借りられる物と、忘れて困る物【西湖・ノーム】

子どもを連れてキャンプに行くとなると、持ち物は一気に増えます。着替え、おやつ、おもちゃ、寒さ対策と考えていくうちに、車に積みきれるのか心配になる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、西湖のほとりでキャンプ場を営む西湖キャンプビレッジ・ノームが、子連れのファミリーキャンプの持ち物を紹介します。よくある持ち物リストの情報だけでなく、管理棟に「これありますか?」と聞きに来られる物や、帰りぎわに「持ってくればよかった」「持ってこなくてもよかった」と聞く物など、受付のスタッフが見ている実際の様子も入れました。現地で借りられる物・買える物もあわせて解説しているので、荷物を減らす参考にしてください。
子連れキャンプの持ち物は3つに分けて考える
持ち物を一つずつ思い出していくと、必ずどこかで抜けが出ます。準備の前に、持ち物を次の3つに分けて考えると整理しやすくなります。
- キャンプ道具:テント、タープ、寝袋、マット、テーブル、イス、ランタン、調理道具など
- 子どもの物:着替え、タオル、薬、おやつ、遊び道具など
- 季節の物:秋〜春の防寒具、夏の暑さ対策、雨具など
このうち、キャンプ道具はキャンプ場で借りられることが多く、全部をそろえて持っていく必要はありません。反対に、子どもの物は現地で手に入りにくく、忘れると困る物が集まっています。荷物を減らすならキャンプ道具から、準備に時間をかけるなら子どもの物から、と考えるとバランスよく準備できます。
現地で借りられる物・買える物(減らせる荷物)
キャンプ道具をまだそろえていないご家族や、車の荷室に余裕がないご家族は、キャンプ場のレンタルを使うと荷物をかなり減らせます。ノームで借りられる物と、管理棟で買える物は次のとおりです。
レンタルできる物
- テント(5名用):7,700円(1張2泊まで)
- タープ:7,700円(1張2泊まで)
- マット:600円(1泊)
- 銀マット:350円(1泊)
- 寝袋(3シーズン対応):1,200円(1泊)
- BBQグリル(網付き):2,600円(1泊)
- ダッチオーブン:1,200円(1泊)
- イス:350円(1泊)
- テーブル:600円(1泊)
- 焚火台:1,800円(1泊)
- LEDランタン:600円(1泊)
テントやタープのように大きくてかさばる物ほど、借りたときに荷物が減ったと感じやすくなります。イスは家族の人数分を借りられるので、子ども用のイスを買い足す前に一度レンタルで試してみるのもよい方法です。
管理棟で買える物
薪(1束800円)、木炭(3kg 800円)、着火剤、チャッカマン、乾電池、食器用洗剤、スポンジ、BBQ用の焼き網を販売しています。管理棟の営業は9:00〜17:00です。夜になってから足りないことに気づいても買えないので、着いたときに一度確かめておくと安心です。

無料で借りられる物
湖畔の一部のサイトは石が多く、ペグが刺さりにくいことがあります。そのときのためにペグを無料で貸し出しています。
また、ホームページには載せていませんが、子どもが遊べるおもちゃ(クロスボウや輪投げなど)も無料で貸し出しています。種類も多くあるので、遊び道具を家からたくさん持ってこなくても、現地で十分に遊べます。
子連れのお客さまが忘れて困っている物
管理棟には「〇〇はありますか?」と聞きに来られるお客さまがいます。その中で多い物を紹介します。
けがをしたときの絆創膏や消毒液
いちばん多いのが、絆創膏や消毒液です。子どもは外で走り回るので、転んですりむいたり、木の枝でひっかいたりすることがよくあります。小さなけがでも、手当てする物が手元にないと困ります。
絆創膏、消毒液、虫刺されの薬、ふだん飲んでいる薬、体温計を一つのポーチにまとめておくと、いざというときにすぐ取り出せます。子どもに持病やアレルギーがある場合は、いつもの薬を多めに持っていってください。
割り箸や調味料
子連れに限らず、割り箸や調味料の忘れ物も多くあります。料理の道具や食材は覚えていても、塩・こしょう・しょうゆ・油といった調味料や、取り分ける箸・紙皿は抜けやすい持ち物です。
調味料は小さな容器に分けて「調味料セット」にしておき、毎回そのまま持っていくようにすると忘れにくくなります。子ども用のスプーンやフォーク、コップも一緒に入れておくと便利です。
「持ってくればよかった」と言われる物
キャンプが終わって帰るときに「持ってくればよかった」と聞く物があります。子連れのご家族から多いのは、次の2つです。
着替えは多めに
子どもは泥遊びや水遊びで服を汚しますし、食事中にこぼすこともあります。着替えは「泊まる日数分」ではなく、「1日2セット」を目安に多めに持っていくと安心です。
上着・ズボン・下着・靴下をひとまとめにして、1回分ずつ袋に分けておくと、着替えさせるときに迷いません。靴が濡れたときのために、替えの靴やサンダルもあると便利です。
汚れた物をまとめる大きい袋
もう一つ多いのが、汚れた服や濡れた物をまとめる大きい袋です。着替えを多めに持っていくと、そのぶん汚れた物も増えます。小さなレジ袋では入りきらず、車の中で困ったという声をよく聞きます。
45Lくらいのゴミ袋や、口を閉められる大きめの袋を数枚持っていくと、汚れた服、濡れたタオル、泥のついた靴などをまとめて持ち帰れます。
子どもの年齢で足す持ち物
同じ子連れキャンプでも、子どもの年齢によって必要な物は変わります。ここまでの持ち物に、年齢に合わせて次の物を足してください。
赤ちゃん(0〜1歳ごろ)
おむつとおしりふきは、家で使う量の倍を目安に持っていきます。ミルクを作るなら、お湯を沸かす道具と哺乳びんを洗う物も必要です。夜は大人の寝袋の中で一緒に寝るより、ベビー用の寝具やブランケットで寝床を分けたほうが、寝返りの心配が少なくなります。抱っこひもがあると、設営や料理のあいだも両手が使えて便利です。
未就学児(2〜6歳ごろ)
いちばん目が離せない年齢です。迷子に備えて、明るい色の服を着せておくと遠くからでも見つけやすくなります。トイレが心配な子は、トレーニングパンツや替えのズボンを多めに。夜に暗いのを怖がる子には、テントの中に置ける小さなランタンがあると安心して眠れます。
小学生
体力がついて、キャンプの作業を手伝えるようになる年齢です。子ども用の軍手やトングなど、手伝うための道具を用意すると、設営や料理を一緒に楽しめます。自分用のヘッドライトや水筒を持たせると、自分のことは自分でできるようになります。
子どものおもちゃは少なめでいい
反対に「持ってこなくてもよかった」とよく聞くのが、大量のおもちゃです。退屈しないようにと、ボールやゲームをたくさん車に積んでくるご家族もいますが、結局使わなかったという話を聞くことが多くあります。
キャンプ場では、湖や森、焚き火そのものが子どもにとっての遊びになります。西湖は遊泳が禁止されていますが、浜辺での水遊びは楽しめます。ノームでは先ほど紹介したおもちゃの無料貸し出しもあるので、家から持っていくのは、子どもがいちばん気に入っている物を1つか2つにして、あとは現地で遊ぶ前提で考えるとよいでしょう。
子どもと一緒にできるアクティビティ
子連れのお客さまからは「子どもと一緒にできるアクティビティはありますか?」とよく聞かれます。ノームから参加できるアクティビティのうち、カヤックやペダルボード、樹海トレイルは対象年齢を設けていません。ペダルボードは、身長110cm以下のお子さまは大人と同乗する形で楽しめます。いずれも事前予約制なので、参加したい場合は早めに予約してください。
小さな子ども連れなら、柵で囲まれたサイトも
小さな子どもが走り回るのが心配な場合は、貸切グループキャンプサイト「プレイパーク」もあります。サイトの周りが木の柵とネットで囲まれていて、サッカーゴールやストラックアウトも置いてあります。テントを張ったあとも、サイトの中で子どもを遊ばせておけます。

虫除けと日焼け止めは子ども用を
管理棟でよく買われていく物に、虫除けがあります。湖や森の近くは虫が多く、忘れて来られる方が多い持ち物の一つです。
子どもの肌に使う物なので、虫除けや日焼け止めは、子どもに使える物を家から持っていくのがおすすめです。虫に刺されたときのかゆみ止めも、救急セットに入れておきましょう。長袖・長ズボンは、虫除けとけがの防止の両方に役立ちます。
秋・冬・春の子連れキャンプで足す物
秋から春のキャンプは、昼と朝晩の気温差が大きくなります。ノームに来られるご家族を見ていると、子どもはしっかり厚着をして来ていることが多く、寒さで困っている様子はあまり見かけません。そのうえで、季節の持ち物として足しておきたい物が2つあります。
汗をかいたときの替えのインナー
子どもは大人より汗をかきやすく、遊んでいるうちに中のシャツが汗で濡れてしまいます。濡れたまま夕方を迎えると、体が一気に冷えます。寒さ対策というと上着を増やしがちですが、実は替えのインナーがいちばん大事です。遊び終わったら、まず中のシャツを着替えさせてください。
耳まわりの防寒
湖のそばは風が吹くことが多く、風が吹くと耳のまわりがとても冷えます。耳まで隠れるニット帽や、耳当て、ネックウォーマーがあると便利です。子どもは寒くても遊びに夢中で気づかないことがあるので、大人が先にかぶせておくくらいがちょうどよいでしょう。
11月の服装や寝るときの寒さ対策は、11月のキャンプの服装の記事で詳しくまとめています。なお、場内のコインシャワーは冬季は使えません。体を温めたいときは、キャンプ場から約150mのところにある日帰り温泉「いずみの湯」を使えます。
雨の日に備える持ち物
山の天気は変わりやすく、キャンプの途中で雨が降ることもあります。子連れの場合は、レインコート(子どもの分も)、長靴、タオル多め、着替えをさらに1セット足しておくと安心です。雨の日は服が汚れやすいので、汚れてもよい服装で来ていただくのがおすすめです。
ノームには、チェックイン前日13時の時点で降水確率が60%以上のときに申し込める「雨の日応援セット」があります。テントやタープを借りられるので、自分の道具を雨に濡らさずに済みます。借りた道具は濡れたまま返していただいて大丈夫です。申し込みは前日の13:00〜16:30にお電話でお願いします。
小さな子ども連れで、よく聞かれること
未就学児を連れたご家族から、予約の前や受付でよく聞かれることがもう一つあります。トイレまでの距離です。
小さな子どもは急にトイレに行きたくなるので、サイトからトイレまでの距離は気になるところです。ノームのトイレは温水洗浄便座で、車いす用の個室もあります。トイレまでの距離が気になる場合は、予約の前にお問い合わせください。夜にトイレへ行くときのために、子どもにも持たせられる小さな懐中電灯やヘッドライトを用意しておくと安心です。

炊事場には給湯できる蛇口があるので、寒い時期でも食器洗いや手洗いでつらい思いをせずに済みます。ゴミは指定のゴミ袋をお渡ししますので、分別して場内のゴミステーションに出してください(17時〜8時半は使えません)。
子ども用の寝袋とマットの選び方
キャンプ道具の中でも、子どもの眠りに直接かかわるのが寝袋とマットです。ここは大人の道具と同じ考え方では足りないところがあるので、選び方のポイントをまとめます。
寝袋は体の大きさに合ったタイプを
寝袋には、封筒のような四角い形の「封筒型」と、体に沿った形の「マミー型」の2つのタイプがあります。封筒型は中で動きやすく、寝相の悪い子どもでも窮屈になりにくいのが利点です。マミー型は体との隙間が少ないので暖かく、寒い時期に向いています。
大人用の大きな寝袋に小さな子どもを寝かせると、中の空気が温まりにくく、足もとが冷えやすくなります。大人用を使うときは、足もとの余った部分を折り込んだり、ブランケットを重ねたりして、隙間を減らしてください。寝袋を選ぶときは「快適に使える温度」の表示を見て、行く時期の朝の気温に合った物を選びます。ノームのレンタルの寝袋は3シーズン対応なので、真冬に使うときは毛布などを重ねてください。
マットは地面からの冷えを防ぐ
寒さは上からより下から来ます。テントの床の下は地面なので、マットが薄いと夜のあいだに背中から体温が奪われます。銀マットの上にマットを重ねるなど、2枚重ねにすると快適に眠れます。子どもは寝ているあいだに動いてマットから落ちることがあるので、家族のマットをすき間なく敷き詰めておくと安心です。
子連れキャンプの準備のコツ
持ち物がそろっても、積み方や当日の動き方で快適さは大きく変わります。子連れのキャンプで役立つ準備のコツを紹介します。
子どもの物は一つにまとめる
子どもの着替え、タオル、薬、おやつは、大人の荷物と分けて一つのバッグにまとめておくと、すぐに取り出せます。少し大きい子どもなら、自分のリュックに着替えやおもちゃを入れて、自分で準備してもらうのもおすすめです。自分の物を自分で管理する経験も、キャンプの楽しみの一つになります。
車には使う順に積む
車に荷物を積むときは、着いてすぐ使う物を最後に積み、取り出しやすくしておきます。テントやタープなどの設営の道具、子どもの上着、飲み物は手前に置いておきましょう。クーラーボックスは、食事の準備をするまで開けないので奥でも大丈夫です。
設営の作業中、子どもをどうするか
初めてのご家族は、テントの設営に1時間ほどかかることが多くあります。そのあいだ子どもが退屈しないように、レジャーシートを一枚広げて、おやつや遊び道具を置いておくと作業に集中できます。大人が2人いるなら、1人は設営、1人は子どもと過ごす、と役割を分けるのも一つの方法です。
あると快適になる便利グッズ
なくてもキャンプはできますが、子連れだとあると助かるアウトドアのアイテムもあります。
- レジャーシート:子どもが座ったり、荷物を置いたりする場所になる。設営中の子どもの待機場所にも
- ウェットティッシュ:手や口のまわり、テーブルの汚れをすぐに拭ける。多めに持っていくと安心
- ヘッドライト:両手が空くので、夜に子どもとトイレへ行くときや、暗くなってからの片付けに使いやすい
- 折りたたみのバケツ:水を運んだり、汚れた靴を洗ったりと使い道が多い
- ブランケット:焚き火のそばで子どもにかけたり、寝袋の上に重ねたりできる
グッズを増やすと荷物も増えるので、使用する場面を思い浮かべて、必要な物だけを選ぶのがポイントです。
子連れキャンプの持ち物チェックリスト
最後に、ここまでの内容をチェックリストにまとめました。出発前の確認に使ってください。
キャンプ道具(借りられる物は借りてもよい)
- テント・タープ(レンタルあり)
- 寝袋・マット(レンタルあり)
- テーブル・イス(レンタルあり)
- ランタン・懐中電灯・ヘッドライト(LEDランタンはレンタルあり)
- 調理道具・クーラーボックス
- 焚火台・薪・着火剤(焚火台はレンタル、薪と着火剤は管理棟で販売)
子どもの物
- 着替え(1日2セットが目安)・下着・靴下
- 替えのインナー
- 替えの靴・サンダル
- タオル
- 汚れた物をまとめる大きい袋(数枚)
- 救急セット(絆創膏・消毒液・かゆみ止め・ふだんの薬・体温計)
- 子どもに使える虫除け・日焼け止め
- 子ども用の食器・スプーン・コップ
- おやつ・飲み物
- 気に入っているおもちゃ(1〜2個)
食事まわり
- 割り箸・紙皿
- 調味料セット(塩・こしょう・しょうゆ・油など)
- ウェットティッシュ・キッチンペーパー
季節の物
- 秋〜春:厚めの上着、ニット帽・耳当て・ネックウォーマー、手袋
- 雨の日:レインコート(子どもの分も)、長靴、追加の着替え
子連れキャンプの持ち物でよくある質問
道具を何も持っていなくてもキャンプできますか?
テント、タープ、寝袋、マット、テーブル、イス、ランタンなど、主な道具はレンタルでそろいます。食材と、子どもの着替えや救急セットなどの身の回りの物を持ってきていただければ、キャンプを楽しめます。
現地で買い足せる物はありますか?
管理棟で薪、木炭、着火剤、乾電池、食器用洗剤などを販売しています。食材や子どもの日用品は扱っていないので、来る前にそろえてください。
子どものおもちゃは何を持っていけばいいですか?
気に入っている物を1〜2個で十分です。ノームではクロスボウや輪投げなどのおもちゃを無料で貸し出しています。
お風呂はありますか?
場内にコインシャワー(3分100円)があります(冬季は使えません)。キャンプ場の近くに日帰り温泉「いずみの湯」もあります。
まとめ:道具は借りて、子どもの物を厚めに
子連れキャンプの持ち物は、キャンプ道具・子どもの物・季節の物の3つに分けて考えると整理できます。かさばるキャンプ道具はレンタルで減らし、そのぶん、現地では手に入りにくい子どもの物を厚めに用意するのがポイントです。
なかでも、救急セット、多めの着替えと替えのインナー、汚れた物をまとめる大きい袋の3つは、受付で見ていても忘れて困る方が多い持ち物です。反対に、おもちゃは少なめで大丈夫です。
空いているサイトとご予約は、西湖キャンプビレッジ・ノームの宿泊のページからどうぞ。